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AyachikovA.
SOLO EXHIBITION.
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invitation. 2018/5/25-5/27 at 名古屋市政資料館
concept. 重要文化財である市政資料館で個展を行いました。18点展示。
作品がある程度出来上がった段階で会場探しを行っていたのですが、様々なテイストの作品を制作して
いたためすべてに合うような場所を見つけるのに苦労しました。
前回の展示のように、色々なものから刺激されて自然発生的に湧いてきたものを大切にすることと、
バラバラでも展示してみると何かひとつの方向性があるはずだ、というところは信じること、
その時の雰囲気にピッタリの会場はどこかに存在するはずだ、ということも信じて動くこと。
こうした動きは今後も柱になっていくように感じています。
会場を探して行くなかで「対決」と前回も展示をした「the portal」という作品が特にキーポイントとなる
ような気がしてきました。このふたつが特にピッタリくる場所を探さないといけない。と。
市政資料館は偶然見つけた会場でしたが、会場に入る時の雰囲気、元•地方裁判所という建造物である
こと、法廷や裁判の模様を復元した部屋や、独房や雑居房があり、どんどん興奮が高まるのを自分で感じました。ある種の厳めしい雰囲気、ここで確かに人間同士が法の元に闘っていたのだという雰囲気が
個展にピッタリだ!としっくりきたのです。
「用心棒」という作品もそうですが、今回の私が個展で表現したかったものは、
「生きる」ということだったと感じます。
「泥臭く生きる」「本気で生きる」「生きるために闘う」
転んでも、遠回りしても、ぶつかっても、汚くても、
本懐を通し生きることをやめない、あきらめない。
そんな人たちが織りなす人間模様とは一体どんなものだろう。
今回はそういうガチなものを表現したかった。
自分も準備や制作段階ではエネルギーを費やして挑みました。
会期は3日間と短かったですが、この「熱」に呼応した方々が観に来てくださった、と感じています。
今回はDMをみて日程を調整してわざわざ来場下さる方もいらっしゃいました。
いつも以上に熱を感じる展示となりました。
自分の気持ちの込め方が、大きな成果を生むことを感じることのできた展示でした。
今は文字通り空っぽですが、また次回に向けて情熱を以て打ち込んで行きたいと思います!
出会ってくださった皆様、ありがとうございました!!
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センノセカイ 2017/11/28-12/5 at 隠れ家ギャラリーえん
concept. 4月と同じく隠れ家ギャラリーえんさんでの展示を行いました。13点展示。
前回6月の展示「COME ALIVE」は、今の自分のなかの理想やイメージを放出し尽くしたので
それを形作ることが出来たことにおいては、大変満足しておりました。
しかし、それはもしかしたら自分のなかの意識下、顕在意識での世界だったかもしれない。
と後から感じるようになりました。
というのは、
ある感動、心の動きから思わず作品を制作していた、というのが今回の展示の発端だったからです。
そこから、自分でも想いもよらなかったものが次々と出てきて、心の動きに委ねて制作したものが
今回の作品たちです。それは戸惑いもありつつも、自分でも興味深い世界でした。
表現方法も、今までの面摺りから線のシンプルな彫りや摺りとなり、展示のタイトルも今までは
英語にこだわっていたのに、初めての日本語表記にしました。すべて自然に行ったことです。
逆に自分がいかに意識に捉われていたかが分かり、制作での無意識下の領域が増えていきました。
この無意識の世界とのつながりを発見したことが、今回の大きな収穫です。
しかし、これは前回の満足があったからこその始まりでもあったということも認識しています。
だからこそ自由に手を伸ばしていける、というような。
まだまだ荒削りの新領域ですが、さらに楽しんで冒険を続けていきたいと思います。
1年で3回の展示は初めてでしたが、毎回違う雰囲気のものを目指しているので
前回の展示をご覧いただいたお客様には「違う作家さんかと思った」との感想をいただき
また、今回の展示に興味を示して来場いただいたお客様もいらしたので、大変手応えを感じております。
えんさんでのお客様の出会いは毎回味わい深いものが多く、いつも出会いに感謝しております。
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COME ALIVE 2017/6/23-6/28 at 旧磯部邸宅
concept. 4月に引き続き6月には犬山市の古民家、旧磯部邸で展示を行いました。19点展示。
ここ数年、興味を持って勉強をしていたカバラなど神秘主義の研究のエッセンスが
新作には多く入り込みました。
神という存在、目には見えないものに対する畏怖、敬虔な気持ち、祈り。
神秘的なものと、実際の生の生々しさとの対比が私は魅力を覚え、
研究すればするほど、「人間とはなにか?」を追求することに繋がっていきました。
そこにはどういった気持ちが込められ、人間はどこから生まれ、どこに向かうのか。
そういった問いと自分なりの解釈を作品に込め、今回、自分のライフテーマとして掲げました。
来てくださるお客様が作品に入り込み、対話をしやすいような内に籠った空間、
ある意味、自分にとって儀式や祭壇のような気持ちで展示の空間づくりを行いました。
祭壇は昔から私の憧れであり、これ以上ないほどの理想的な空間を目指した展示、
「これが最後でも悔いはない。」というものを作り上げました。
同時に、最後に作り上げた作品が次への繋がりを予兆するようなものも生まれましたので、
嬉しいおまけがつきました。
タイトルの「COME ALIVE」には、「私のこれまで生きてきた人生」という意味も込められて
いますので、今回の展示は破壊と再生ということもあったかもしれません。
名古屋市内のアットホームな空間に対して、犬山は電車で30分と都心から離れてはいますが、
有名な観光スポットであります。また、磯部邸も無料開放されている観光施設であるため、
老若男女のみならず海外からのお客様もいらして、様々なコメントをいただき大変勉強になりました。
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